チベット仏教は大きくニンマ派、カギュ派、サキャ派、ゲルク派
の4つの宗派に分けられます。
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● ニンマ派 |
「ニンマ」とは「古い」を意味します。8世紀にチベット密教の基礎を築いたインド人グル・リンポチェが開いた最も古い宗派。
ニンマ派は出家しないで修行する「在家行者」の伝統が強い。
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● カギュ派 |
多くの支派に分かれている。(カルマ・カギュ派、ツェルバ・カギュ派、ディクン・カギュ派、バクモドゥ・カギュ派、ドゥク・カギュ派等)。現在最も主流となっているカルマ・カギュ派は転生活仏制度を導入したことで知られている。
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● サキャ派 |
11世紀にサキャの地のクン一族がサキャ寺を建てたことから始まった。13世紀には 元朝高低の師となって全治部とで権勢を誇った。サキャ派の代表は世襲制。
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● ゲルク派 |
もっとも新しく、現在チベット仏教カイ最大の宗派。ダライ・ラマもゲルク派に属する。
戒律を重視し、顕教をマスターしたものだけ密教を説くシステム。妻帯は禁じられている。
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