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宗教の国インド。 

インドの宗教は日本人がクリスマスパーティーをするのとは少しわけがちがいます。

生活の中に宗教というものが入っており、人生の大きな割合を占めます。


インドには、ヒンドゥー教、イスラム、キリスト教、シーク、仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教(拝火教)、ユダヤ教、自然崇拝(部族宗教)など多数が混在した国です。

各宗教の人口に占める割合はおおよそ、ヒンドゥー教が81%、イスラム教12%、キリスト教2.3%、シーク教2%、残り2.7%は仏教やジャイナ教などの宗教。

● ヒンドゥー教
インド最大の信者数を誇る民族宗教。特定の開祖も聖典もなく起源はわかりません。ヒンドゥー教徒の生活そのものがヒンドゥー教だと思うほど、宗教が大きな役割りをしめています。
ヒンドゥー教の神々は、恋愛したり、人をだましたりと他の宗教よりも人間臭い面があります。

ヒンドゥー教の詳細はここをクリックしてご覧下さい。

    イスラム教

唯一絶対のアッラーを崇拝する一神教。コーランを聖典とし、熱心な信者は一日5回の礼拝、年に一度の断食(ラマダン)などします。インドの街中で早朝から流れるアザーンが耳に心地いい。

有名な聖地はデリーのモスク、ジャマー・マスジット。

      仏教

紀元前5世紀ごろに興り、アショーカ王によって広く世界に布教されましたが、5世紀ごろにはイスラム勢力の進行により衰退。現在のインドでは、お釈迦さまの頃の原始仏教ではなく新仏教として降盛している。ヒンドゥー教徒も仏教を兄弟的な感じで考えています。

仏教の詳細はここをクリックしてご覧下さい。

       ジャイナ教

カースト(身分制度)への反発から生まれた宗教。仏教とほぼ同時期の紀元前5世紀ごろに興りました。開祖?は、マハーヴィーラで尊称がジナだったことからジャイナ教と名づけられました。ジャイナ教も仏教と同じく輪廻からの解脱を目指します。その方法は3つ(三宝)あり、1つは正しい信仰、1つは正しい知識、1つは正しい行為です。
戒律は、①生き物を殺さない(不殺生)、②偽りを言わない(不妄語)、③盗まない(不盗)、④性的な交わりの禁(不淫)、⑤一切の物を持たない(無所有)の5つあります。

有名な聖地は南インドのカルナータカ州シュラヴァナベルゴラにあるゴーマテーシュワラの像。





      シーク教

開祖ナーナクがヒンドゥー教とイスラム教のよいところを融合させようと興した宗教。体格がよく頭にターバン、立派なひげをたくわえた日本人が想像する典型的なインド人の姿が印象的。髪や体毛に刃物をあてることをタブーとしているため、一生切らず髪は巻き込んでターバンで覆う。宗教上の職業選択が許されるため、インド国内のみならず世界のあらゆる職業で活躍しています。

有名な聖地は北インドのパンジャーブ州アムリトサルにあるゴールデンテンプル。

      ゾロアスター教(拝火教)

ペルシャ(現在のイラン)で興った宗教。開祖はゾロアスター。およそ1200年、イランで国教として続きましたが、アラブ人によるイスラムの侵略でインドへと流れわたったパールシーと呼ばれる人々より伝わりました。火を尊とむため拝火教とも呼ばれ、葬儀には火を使わず死者の塔にて鳥葬するのが一般的。
信者は少数ですが、シーク教同様に経済的に裕福な人が多くインドニ大財閥のタタさんなども信者です。

有名な聖地はムンバイのマラバール・ヒルにある沈黙の塔。 
※異教徒は立入禁止

     キリスト教(カトリック)

ポルトガルの航海士バスコ・ダ・ガマによって南インドにキリスト教の基盤が築かれ、その後フランシスコ・ザビエルの布教活動のもと南インドで広く信仰されるようになりました。特に、低カーストのヒンドゥー教徒が改宗したそうです。

有名な聖地はゴア州オールド・ゴアにあるボム・ジェス教会。